Anicy(アニシィ)プロデュース第6回公演 作・後藤ひろひと 演出・迫田 元「源八橋西詰(げんぱちばしにしづめ)」 会場:荻窪・オメガ東京 2019/07/18~21
連日満席の盛況にて打ち上げました。観てくださったお客様の感想も総じて好評をいただき、やり遂げた感を持つことができました。
とはいえ、私自身は大変な苦行でした。お芝居も今までやってきたリアリズム演劇とは違ってポップな若者芝居でして、演出家もお若い方でしたので、76歳が対応するのは結構きついものがありました。ちょっと前には言えたはずの長台詞が言い切れなくて、ずいぶん苦労しました。何度も公演に参加したことを後悔しました。
それでも演出家さんの根気良いご指導と優しい励ましをいただき、主宰者を初め劇団員の皆様にも年寄りへの温かいご配慮をいただき、そしてなによりも相手役のしーちゃんが真摯に稽古に付き合ってくださり、やっと芝居らしくすることができました。
Anicy(アニシィ)はプロデュース集団で常設の劇団ではないのですが、主宰者の山下さんの温かいお人柄もあって、とっても温かい人たちの集まりでした。公演に参加したすべての皆様に心より感謝申し上げます。
これを良い思い出として、舞台出演はやめようと思います。苦労の末に本番にたどり着き、お客様に褒めてもらうとこんなにうれしいことはない。苦労を忘れて、またやりたくなってしまう。これを繰り返してきましたが、今度はホントにやめます。
長台詞が一気に言えなくなったこと、一週間も劇場に閉じ籠るのが体力的にきつくなったこと、お芝居は体力がなければできない遊びなので、もうやめます。高齢者の体力でできる遊びを探します。
最後の舞台を観てくださった方々、最後の公演にご一緒したAnicy(アニシィ)の皆様、本当にありがとうございました。
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